7月の前半はなかなか長野に行かれず、7月下旬に久しぶりに行ってガーデンを一回りして様子をチェックしていると、なんと夏で一番きれいでなければならない芝が一面茶色く変色してしまっていました。芝を張って10年以上、こんなことは初めてです。最初に頭をよぎったのは病気でしたが、近づいて見てみると病気ではなさそう・・除草鎌でつついてみるとしばらくして少し離れたところからイモムシがひょこひょこと顔を出しました。すかさず捕まえて観察するとヨトウ虫のような気が・・他の場所もつついてみるとやはりイモムシが出てきます。まさかこの虫たちが芝を全面食べつくしているなんて・・目を皿のようにして観察すると虫がうじゃうじゃ見つかりました。見つけた分はすべて集めました。芝の根を確認すると元気なようで、茶色い葉の陰で緑の新芽も出てきていたので、虫を退治すれば芝は回復するだろうと思いました。周りの植物は緑で美しいのにこの広い面積が茶色いとまるで冬の芝花壇と同じで正直途方にくれました。いつも高木の剪定や石組みなどでお世話になってる八ヶ岳カントリーガーデンさんに電話で相談、その日のうちに見に来てくださり、殺菌剤と殺虫剤を散布してくださりました。猫もいるし、有用な虫も死んでしまうので普段は殺虫剤は使わないようにしているのですが、今回のように大量発生してしまった場合は仕方ありません。被害が小さいうちに見つけられるよう心掛けてはいるのですが・・・結局虫の正体はスジキリヨトウムシでした。芝刈りが十分でない場合に発生することが多いそう。芝のあるお宅は要注意です!