写真では伝わりにくいとは思いますが、芝生花壇からクリの木がある花壇へ降りるところのイチイの生垣をアーチにしました。
私がイギリスで勉強をしている間、100以上の庭を見学に行きましたがイチイやシイ、カシなどの生垣の大きさから庭の歴史を感じる事が多々ありました。学校にも立派なイチイのアーチがあり、それに憧れ帰国して5年・・昨年ぐらいからやっと形になってきて今年やっとちゃんとしたアーチとなりました。といっても日本人サイズの背丈の小さなアーチです。イギリスで見たものは主幹を充分に伸ばしてから、丈夫な鉄のアーチに沿わせていく作り方でしたが、グリーンコテージのイチイは下枝を出させるためにも芯は止めてあったので横枝を使うしかなく、結果背の低いアーチとなりました。念願のアーチなのですが、お庭に来られた方はやはり草花の方に視線が向くらしく今までに気付いてくださったのはお一人だけです・・今度いらした時にはぜひご覧ください。草花だけならばある程度短期間で美しい庭が出来ますが、木が大きくなり落ち着くには時間がかかります。やはり庭は長い年月をかけて作り上げていくものだと感じています。